オタヨリ

キミタチ×ワ=ドウイキルカ

スタジオジブリの映画【君たちはどう生きるか】

ようやく観にいけました。

とりあえず艮の率直な感想としては、かなり好きな作品でした。

ここからは、艮個人の勝手な見解と感想なので、叩かないでくださいね(笑)

まず、感じたことは宮崎駿さんの強いメッセージと、今の世の中への不満もしくは未来への心配かなと。

宮崎駿さんの映画って、必ず何かしらのメッセージが込められていて、わかりやすいもので言えば、環境問題や人とのコミュニケーション、好奇心、冒険心等、その時代に向けられている社会現象に沿って映画という作品を観て、気づき、感じ、行動して欲しいのだと勝手に解釈しております。

で、今作は。

戦後何もないところから始まった日本が、ここまで豊かな国になり、物や情報が当たり前のようにある事で【考える】事を失いつつあり、自分の置かれている環境に不満を持ち、他者が良く見えてしまう世の中。嘘や悪意に囲まれた社会。これに対して、楽な道を選ぶことが出来たとしても、自分の人生を受け入れ、惑わされず、しっかりと自分の足で自分の人生を歩いて欲しいというメッセージのような印象を受けた次第です。

ここから、ちょっとネタバレ入るのでご注意を。

例えば、弓矢を作るシーンがあります。身の回りにあるもので作り始め、一つだけ材料がない。どうすれば良いかを考え、あるもので完成させる。このシーンは印象深く、正に今の子供たちへのメッセージだったように感じました。

昔、宮崎駿さんのインタビュー記事を拝読した時に、あるお母さんが【娘がとなりのトトロが好きで毎日、何回も観ています。と言われた事が残念だったという記事がありました。

【トトロは何回も観て欲しくて作った作品じゃない。トトロを何回も観る時間があるなら外に出て色んなものに触れて欲しい。】とても印象深い言葉だったのを今でも覚えているのですが、このシーンもそれに近いものを感じたシーンでもありました。

ここから、幾つものメッセージを感じるシーンが出るたびに宮崎駿さんは、本当に最後の作品にしようとしているんだなとも。

とまぁ、勝手な解釈なので、正解なのか不正解なのかわかりませんが、是非とも映画を観た方は感想をお聞かせくださいませ。

俄然、喋りますよ(笑)

ではでは。